予約帳・紙カルテ・回数券カードが、ばらばらになっていませんか
整体院や接骨院では、電話やLINEで受けた予約を紙の予約帳に書き、施術の内容は紙のカルテに残し、回数券の残りはお客様に渡したカードのスタンプで数えるという形がよく見られます。院長1人で回しているうちは、それでも頭の中でつながっています。
ところがスタッフが増えたり、2院目を出したりすると、同じ時間に予約を2件入れてしまう、前回の施術内容を担当者に引き継げない、回数券の残りが院とお客様で食い違うといったことが起きはじめます。受付の電話が施術中に鳴り、手を止めて出ることも少なくありません。
整体院・接骨院でよく起きること
- 電話とLINEの予約を予約帳に転記するときに、二重に入れてしまう
- 担当が変わると、前回どこをどう施術したか分からない
- 回数券のカードを忘れたお客様の残りが分からない
- しばらく来ていないお客様に、声をかけるきっかけがない
- 施術中に予約の電話が鳴り、手を止めて受ける
原因は、同じお客様の情報が3つの紙に分かれていること
予約帳・カルテ・回数券カードは、どれも同じお客様についての記録です。それが別々の紙に書かれているため、「次の予約はいつか」「前回どこが痛かったか」「回数券はあと何回か」を知るには、3か所を見比べる必要があります。
アプリ化のねらいは、お客様ごとの画面に、予約・施術の記録・回数券の残りをまとめることです。受付は予約の一覧から、施術者はお客様の画面から、それぞれ必要な情報にたどり着けるようになります。
受付も施術者も、同じお客様の画面を見る
整体院・接骨院の業務をアプリ化するときに決めておく5つのこと
予約の枠を「施術者×ベッド×時間」で持つ
予約の重なりは、誰が施術するかと、どのベッド(施術台)を使うかの両方で起きます。施術者とベッドの数、メニューごとの所要時間を決めておけば、空いている枠だけを受付に出せます。電話・LINE・Webのどこから受けた予約も、同じ枠に入れるのが大切です。LINEの予約を一覧にまとめる方法はLINEで受けた予約を一覧管理する方法で解説しています。
施術の記録は「選ぶ+一言」で残す
施術の合間に長い文章を書くのは続きません。部位や症状、施術の内容は選択肢から選び、気づいたことだけを一言書く形にすると、短い時間でも記録が残ります。体の図に印をつけられるようにすると、担当が変わっても伝わりやすくなります。
回数券は、来院の記録から自動で減らす
回数券の残りは、来院を記録したときに自動で1回減るようにすれば、カードを忘れたお客様でも残りがすぐ分かります。有効期限がある場合は、期限が近いお客様を一覧にして、使い切りの声かけにも使えます。
しばらく来ていないお客様を一覧にする
「前回の来院から1か月以上空いている」「回数券を使い切った」お客様を一覧で出せるようにすると、次回の来院をおすすめする連絡のきっかけになります。施術の記録に次回の方針を書いておけば、連絡の内容も具体的にできます。
保険の請求は、今の仕組みと役割を分ける
健康保険を扱う接骨院では、療養費の申請に専用のソフト(レセコン)を使っているのが一般的です。施術録の書き方や保存(施術の完結から5年間など)にも決まりがあります。保険の請求と施術録は今の仕組みに任せ、アプリは予約・自費メニュー・回数券などの周りの業務に絞ると、決まりとぶつからずに導入できます。
回数券の残高は合計も見えるようにしておく
回数券のように先にお金を受け取るものは、お客様がまだ使っていない残りの合計を把握しておくことが大切です。残りの合計が大きくなると、資金決済法の届出が必要になる場合もあります。院全体で未使用の回数がどれくらいあるかを、いつでも出せるようにしておくと安心です。
紙の予約帳・市販の予約システム・院に合わせたアプリの比較
予約と記録の管理の仕方を、院の規模や運営の形への合わせやすさで比べます。
| 観点 | 紙の予約帳とカルテ | 市販の予約システム | 院に合わせたアプリ |
|---|---|---|---|
| 予約の重なり防止 | × 転記のときに起きる | ◎ 枠で管理 | ◎ 施術者とベッドで管理 |
| 施術の記録 | △ 紙カルテを探す | △ メモ程度のものが多い | ◎ 院の記録の形に合わせる |
| 回数券・独自の料金 | △ カードで数える | △ 対応は製品による | ◎ 院の料金表どおり |
| 始めやすさ | ◎ すぐできる | ◎ 登録してすぐ | △ 最初に設計が必要 |
お客様にWebで予約してもらうことが一番の目的なら、市販の予約システムから始めるのが手軽です。一方で、施術の記録を細かく残したい、回数券やコースの料金が独自、複数の院で記録を共有したいといった場合は、予約だけのシステムでは足りず、結局は紙カルテやExcelが残ることがあります。
そうした院では、予約・記録・回数券を1つにまとめたアプリにすると、受付と施術の両方の手間を減らせます。予約と顧客の記録をまとめる考え方は、美容室・サロン向け業務アプリ|予約・顧客カルテ・スタッフシフトを一元化する方法も参考になります。
整体院・接骨院の業務をアプリ化する4ステップ
施術の流れを書く
見ているか
料金を整理する
回数券の種類
決める
一言メモ
切り替える
あとから足す
回数券の残りは、切り替えの日にそろえる
紙のカードからアプリに移るときは、切り替えの日に来院したお客様から順に、カードの残りを登録していくと、一度に全員分を入力しなくて済みます。カードとアプリの残りが一致していることを、お客様と一緒に確かめておくと行き違いがありません。
最初から全部を切り替えるのではなく、二重予約がいちばん困っている予約から始めると、効果がすぐに見えて、スタッフにも受け入れられやすくなります。
紙で管理する場合と、アプリにまとめた場合
- 予約帳への転記で二重予約が起きる
- 前回の施術内容を紙カルテから探す
- 回数券の残りがカード頼み
- 来院が空いたお客様に気づけない
- どこから受けた予約も同じ枠に入る
- お客様の画面で前回の内容が分かる
- 来院ごとに回数券が自動で減る
- 声をかけるお客様が一覧で出る
整体院・接骨院のアプリ化は、受付の手間を減らすだけでなく、担当が変わっても同じ質の施術を続けられることにつながります。まずは1日の受付と施術の流れを書き出し、どこで紙を見比べているかを確かめるところから始めてください。
院の予約の取り方に合わせた予約・施術記録アプリを、試作で確かめられます
予約の一覧、患者ごとの施術記録、回数券の残数、次回予約の声かけなどを、今の受付と施術の流れに合わせて設計します。
SHISAKUBAが最短1週間で試作品をご提案します。