業務アプリ開発の費用相場
「社内システムを作りたいが、いくらかかるのか分からない」という状態では、見積もりを見ても高いか安いか判断できません。このページでは、業務アプリ・社内システムの費用を規模別の目安・見積もりの内訳・金額が膨らむ原因の3つに分けて整理します。発注前に持っておきたい基準としてお使いください。
最終更新: 2026年9月24日
規模別の費用相場
以下はスクラッチ開発(ゼロから作る受託開発)の目安です。同じ「在庫管理」でも、倉庫1つと拠点10か所では金額が変わるため、幅を持った書き方にしています。
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| 規模・種類 | 費用の目安 | 期間の目安 | 内容の例 |
|---|---|---|---|
| シンプルな業務アプリ | 50〜200万円 | 1〜3か月 | 日報、申請、簡易な台帳管理。画面数が少なく、外部連携なし |
| 在庫管理・勤怠管理 | 100〜500万円 | 2〜5か月 | 複数ユーザーでの入力、権限分け、集計・出力 |
| 受注管理・案件管理・CRM | 300〜1,000万円 | 4〜8か月 | 顧客・案件・見積・請求がつながる。他システムとの連携あり |
| 基幹システム・ERP | 1,000万円〜数千万円以上 | 8か月〜 | 会計・販売・在庫・生産が一体。全社での利用 |
| SHISAKUBA | 制作費0円+月額10,000円(税別)〜 | 試作は数日〜2週間 | 会社ごとの業務に合わせた専用アプリ。保守・改修を月額に含む |
※ 金額は当社が案件相談を受けるなかで一般的に見られる水準をまとめたものです。開発会社の規模や地域、使う技術によって上下します。
より詳しい内訳は業務アプリ開発の相場、社内システムに絞った解説は社内システム開発の費用にまとめています。
見積もりの内訳と人月単価
受託開発の見積書は、多くの場合「人月単価 × 工数」で作られています。工程はおおむね次のように分かれます。
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| 工程 | 全体に占める割合の目安 | やること |
|---|---|---|
| 要件定義 | 10〜20% | 業務を聞き取り、必要な機能を決める |
| 設計 | 15〜25% | 画面・データ構造・処理の流れを決める |
| 開発 | 35〜50% | 実際に作る |
| テスト | 15〜25% | 想定どおり動くか確認する |
| 導入支援 | 5〜10% | 移行、マニュアル、初期設定 |
人月単価は60〜150万円程度が一般的な幅です。見積もりを比べるときは総額だけでなく、単価と工数のどちらが違うのかを見ると、安い理由・高い理由が分かります。工数が極端に少ない見積もりは、テストや導入支援が含まれていないことがあります。
金額を左右する5つの要素
- 画面の数 入力・一覧・詳細・集計と増えるほど、設計とテストの工数が伸びます。
- 権限の細かさ 「この部署はここまで見える」という条件が増えるほど作り込みが必要になります。
- 外部サービスとの連携 会計ソフト、在庫、メール、チャットなどとつなぐと、その分の設計とテストが加わります。
- 既存データの移行 Excelが何年分もある場合、整形と取り込みの作業が発生します。
- 使う人数と同時アクセス 全社で同時に使う前提だと、サーバー構成の検討が必要になります。
発注前に自社の状況をこの5つで整理しておくと、複数社から出てきた見積もりを同じ条件で比べられます。項目の洗い出しには業務アプリの要件チェックリストも使えます。
見積もりより膨らむ理由
「最初は300万円と聞いていたのに、最終的に450万円になった」という話は珍しくありません。原因の多くは次の3つです。
1. 仕様書の段階で見えていなかった例外処理
実際の業務には「この取引先だけ締め日が違う」「イレギュラーのときは紙で回している」といった例外があります。これが作り始めてから出てくると、追加見積もりになります。
2. 他部署の要望が後から入る
1部署向けに設計したあとで別部署が使うことになり、項目や権限を足すパターンです。設計段階で範囲を決めておくと防げます。
3. 完成品を見て初めて「違う」と分かる
仕様書と画面は別物です。言葉では合意できていても、実物を見ると使いにくいことがあります。先に動く画面を触って確かめると、この種のやり直しを避けられます。SHISAKUBAが試作から始めているのはこのためです。
保守・運用にかかる費用
開発費のほかに、作ったあとの費用がかかります。受託開発では年間保守費として開発費の10〜20%程度を見込むのが一般的です。これに加えて、サーバー代、ドメイン代、外部サービスの利用料が発生します。
確認しておきたいのは保守の範囲です。障害が起きたときの対応だけなのか、業務の変化に合わせた改修まで含むのかで、実際に払う金額は変わります。改修が別見積もりの場合、運用開始後に「直したいが予算がない」状態になりがちです。
SHISAKUBAの月額10,000円(税別)〜には、サーバー管理・保守・改修が含まれています。制作費は利用開始後も発生しません。
初期費用を抑える方法
- 作る範囲を最初から絞る いちばん困っている業務ひとつだけを先に作り、あとから広げます。
- 既製品で足りる業務は既製品に任せる 勤怠・会計など、どの会社でも同じ業務はSaaSが向いています。
- 試作で確かめてから発注する 作り直しが減るほど、結果として総額が下がります。
- 月額型を検討する まとまった初期費用を用意せずに始められます。人数で課金されるかどうかも確認してください。
選択肢そのものの比較は業務アプリを作る5つの方法の比較、他社サービスの公式料金はサービス別の料金比較にまとめています。
よくある質問
Q. 業務アプリの開発費用はいくらくらいですか?
A. スクラッチ開発の場合、シンプルな業務アプリで50〜200万円、在庫管理や勤怠管理で100〜500万円、受注管理や顧客管理(CRM)で300〜1,000万円、基幹システムやERPでは1,000万円以上が目安です。扱う画面数と、外部サービスとの連携の有無で大きく変わります。
Q. 見積もりの内訳はどうなっていますか?
A. 多くの場合、要件定義・設計・開発・テスト・導入支援に分かれ、それぞれ人月単価×工数で計算されます。人月単価は60〜150万円程度が一般的で、この単価と想定工数を確認すると、金額の根拠が分かります。
Q. 開発費用が当初の見積もりより膨らむのはなぜですか?
A. 多いのは、作り始めてから必要な機能が見つかるケースです。仕様書の段階では気づかなかった例外処理や、他部署の業務が後から出てきて、追加見積もりになります。先に動く画面を触って確かめると、この種の追加を減らせます。
Q. 初期費用をかけずに業務アプリを作る方法はありますか?
A. SHISAKUBAは制作費0円・月額10,000円(税別)〜で、サーバー管理・保守・改修までを月額に含めています。相談から試作までは無料のため、使うかどうかを試作品を見てから判断できます。
Q. 保守・運用の費用はどのくらい見ておけばよいですか?
A. 受託開発では、開発費の10〜20%程度を年間の保守費として見込むのが一般的です。障害対応だけを含む契約と、改修まで含む契約があるため、どこまでが保守の範囲かを契約前に確認してください。
このほかの質問はよくある質問100選にまとめています。