業務アプリを作る5つの方法を比較
「受注管理をシステムにしたい」「Excelでの管理をやめたい」と思ったとき、選択肢はひとつではありません。ここでは業務アプリを手に入れる方法を5つに整理して、費用・使えるまでの期間・自社の業務にどこまで合わせられるか・向いている会社で並べています。どれが優れているかではなく、会社の状況によって答えが変わる、という前提で読んでください。
最終更新: 2026年9月24日
このページの内容
5つの方法をひと目で比較
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| 方法 | 初期費用 | 月々の費用 | 使えるまで | 自社業務への合わせやすさ | 向いている会社 |
|---|---|---|---|---|---|
| スクラッチ開発 | 50万〜1,000万円以上 | 保守契約による | 3〜12か月 | いちばん高い | 要件が固まっていて、予算を確保できる会社 |
| パッケージ・SaaS | 0〜数十万円 | 1ユーザーごとに課金 | 即日〜1か月 | 低い(標準機能に合わせる) | 一般的な業務で、標準機能に自社を合わせられる会社 |
| ノーコード・ローコード | 0円〜(構築の手間は社内負担) | 1ユーザーごとに課金 | 1週間〜2か月 | 中くらい | 社内に作る人・直し続ける人がいる会社 |
| Excel・スプレッドシート | 0円 | 0円 | すぐ | 中くらい(作り込むほど属人化) | 少人数で、同時に触る場面が少ない会社 |
| 無料試作型 (SHISAKUBA) |
0円 | 月額10,000円(税別)〜 | 試作は数日〜2週間 | 高い(専用に作る) | 要件が固まっておらず、触ってから決めたい会社 |
※ スクラッチ開発の金額は当サイトの費用相場のページにまとめた規模別の目安です。実際の見積もりは、機能の数・扱うデータ量・連携する外部サービスによって変わります。
1. スクラッチ開発(受託開発)
要件を決めて、ゼロから作ってもらう方法です。自社の業務に完全に合わせられる一方、要件定義から納品まで数か月かかり、費用も大きくなります。作り始める前に仕様を固める必要があるため、「何が欲しいか」が言葉で説明できる状態になっていることが前提です。
向いている場面
- 業務の流れが固まっていて変わりにくい
- 既製品では対応できない独自の処理がある
- 予算と検討期間を確保できる
つまずきやすい点
- 完成して初めて「思っていたものと違う」と分かる
- 作っている間に業務のほうが変わる
- 追加改修のたびに見積もりと稟議が必要になる
関連記事: アプリ開発会社の選び方 / 社内システム開発の費用
2. パッケージ・SaaS
すでに完成している製品を契約して使う方法です。すぐ使い始められ、保守も提供元が行います。ただし機能は他社と共通なので、自社の業務のほうを製品に合わせることになります。合う業務であればこれが最短です。
向いている場面
- 勤怠・会計・名刺管理など、どの会社でも似ている業務
- すぐに使い始めたい
- 保守を自社で抱えたくない
つまずきやすい点
- 使わない機能が多く、画面が複雑になりがち
- 自社独自の項目や流れを入れられない
- 人数が増えるほど月額が上がる
関連記事: SaaSとオーダーメイドの違い
3. ノーコード・ローコード
画面や項目を自分で組み立てられるサービスを使う方法です。kintoneやPower Appsなどが該当します。スクラッチ開発より速く、SaaSより自由度があります。ただし作る人と、作った後に直し続ける人が社内に必要です。担当者が異動すると、誰も触れないアプリが残ることがあります。
向いている場面
- 社内にツールを触るのが得意な人がいる
- 小さく作って自分たちで育てたい
- まず1部署だけで試したい
つまずきやすい点
- 構築の手間が社内の負担になる
- 担当者が変わると引き継げない
- 複雑な処理になるほど作り込みが難しくなる
各サービスの公式料金はサービス別の料金比較にまとめています。関連記事: ノーコードとローコードの違い / kintoneと独自開発の比較
4. Excel・スプレッドシートで運用する
いま多くの会社が実際にやっている方法です。費用はかからず、すぐ始められます。問題が出るのは人数が増えたときです。同時編集でのずれ、ファイルの散在、関数やマクロの属人化が起きます。逆に言えば、少人数で扱う範囲なら無理に置き換える必要はありません。
向いている場面
- 使う人が数人で、同時に触らない
- 項目が少なく、集計もシンプル
- 一時的な管理で、続ける前提がない
つまずきやすい点
- 「最新版はどれか」が分からなくなる
- 作った人しか直せない状態になる
- 外出先やスマホから扱いにくい
関連記事: Excel共有の問題点 / Excel管理で起きるミス / Excelをアプリ化する方法
5. 無料試作型(SHISAKUBA)
先に試作品を作り、実際に操作してから判断する方法です。SHISAKUBAはこの形をとっています。相談・ヒアリング・試作は無料で、仮URLで共有された画面をPCとスマホの両方から触れます。使うと決めた場合は月額10,000円(税別)〜で、サーバー管理・保守・改修まで含まれます。制作費は、利用開始後も発生しません。
向いている場面
- 欲しいものを言葉で説明しきれない
- 仕様書を作る時間がない
- 社内にIT担当者がいない
- 失敗したときの損失を抑えたい
向いていない場面
- すでに要件定義書が完成していて、そのまま作るだけでよい
- ソースコードを自社で保有して内製に切り替えたい
- 数千人規模で使う基幹システムを置き換えたい
無料試作は完成イメージを確認するための簡易プロトタイプです。関連記事: 無料で試作できる理由
自社はどれを選ぶべきか
迷ったときは、次の順番で考えると絞り込めます。
- その業務は、他社と同じやり方か? 同じならパッケージ・SaaSで足ります。違うなら次へ。
- 欲しい画面を、言葉で説明できるか? 説明できるならスクラッチ開発も選べます。できないなら、まず試作して確かめる方法が向いています。
- 社内に、作って直し続ける人がいるか? いるならノーコード・ローコード。いないなら、運用まで任せられる方法を選びます。
- 使う人数は増えるか? 増えるなら、1ユーザーごとの課金かどうかで数年後の金額が変わります。
費用の目安は業務アプリの費用相場、各サービスの公式料金はサービス別の料金比較にまとめています。
よくある質問
Q. 業務アプリを作る方法にはどんな選択肢がありますか?
A. 大きく5つあります。ゼロから作るスクラッチ開発、既製品を契約するパッケージ・SaaS、画面を組み立てるノーコード・ローコード、ExcelやGoogleスプレッドシートでの運用、そして先に試作品を作って確かめる無料試作型です。費用の発生するタイミングと、自社の業務にどこまで合わせられるかが、それぞれ違います。
Q. 要件が固まっていない場合はどの方法が向いていますか?
A. 先に動く画面を作って確かめる方法が向いています。仕様書から始めると、認識のずれが完成後に分かることがあります。SHISAKUBAでは制作費0円で試作品を作り、仮URLで実際に操作してから判断できます。
Q. ノーコードツールと試作型の違いは何ですか?
A. ノーコード・ローコードは自社で画面を組み立てる前提のため、社内に作る人と作り続ける人が必要です。試作型は設計から運用・保守までこちらで行うため、社内にIT担当者がいなくても進められます。
Q. 費用がいちばん安く済むのはどの方法ですか?
A. 使う人数と求める内容によって変わります。人数が増えるほど、1ユーザーごとに課金される方法は月額が上がります。SHISAKUBAは制作費0円・月額10,000円(税別)〜で、利用人数による課金ではありません。
このほかの質問はよくある質問100選にまとめています。